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蜂寅企画第三回公演 『しらなみ浮世』 【時】2011年6月2日(木)〜5日(日) 【於】劇場MOMO -------------------------------------------- 【物語】 天保元年、春。 上野の桜を舞い散らして、 旋風(つむじかぜ)の陣太が帰ってきた! かつて江戸を騒がせた 泥棒‘旋風‘一派の異名は、 犯行現場に飄々と風車を残して去っていく 手口から名づけられたもので、 その仕事の速さはまさに風の如し。 しかし、とある岡引に捕まりそうになり、 ほとぼりがさめるまで江戸を離れていたのだった。 二年ぶりの仕事始めに宣戦布告とばかりに その岡引の家に忍び込む陣太、 しかしそこで出逢ったのは・・・。 江戸にはびこる極悪非道の悪党共は、今宵も躊躇わない。 追っかけられて、恨まれて、蔑まれて、 誹られて、ふんじばられて、殴られて・・・ それでも今夜も火種のように何処もかしこも焦がしてゆく。 うんざりする程、懲りない奴らは今宵も駆ける。 当然行くのは決まって地獄の一丁目。 毎夜毎夜、三途の河の渡し賃稼ぎに忙しい。 選んで染めた真っ黒な掌で、 それでもどうにか汚さぬように、贈りたい。 極彩色にギラギラ光る、懲りない奴らの精一杯の悪足掻き。 『悪党に、善も悪もありゃあしねえ。好きか、嫌いか、 そんな物差ししか持ち合わせてないんだ。 ・・・双六の出目のとおりに歩く道なんてざァ、 まっぴら御免サ。』 |
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Tomoyo Nakao produce "Theatrical art"
Hachi-tora kikaku【ハチトラキカク】
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